文献詳細
Senior Course 血清
文献概要
今まで数回にわたり細胞性免疫とは何が,またそれを検出する方法にはどんなものがあるかについて述べてきた.今回は少し趣向を変えて前述したようないろいろの方法を利用して生体内における細胞性免疫の機構や各種疾患において細胞性免疫はどのようになっているかなどを検索した2,3の実験例を紹介したいと思う.
最初はR.M.Blaeseら(Cellular Immunology.4,228,1972)の実験である.抗原によって誘導されるリンパ球の試験管内幼若化現象はリンパ球単独の環境では起こらず単球または大食細胞の介在が必要であり,2種類の細胞の協同作用によって初めて起こることは以前から知られている(Fishmanら,1963).
最初はR.M.Blaeseら(Cellular Immunology.4,228,1972)の実験である.抗原によって誘導されるリンパ球の試験管内幼若化現象はリンパ球単独の環境では起こらず単球または大食細胞の介在が必要であり,2種類の細胞の協同作用によって初めて起こることは以前から知られている(Fishmanら,1963).
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