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検査室の用語事典
常用病名
著者: 伊藤巌1
所属機関: 1東大・第2内科
ページ範囲:P.1241 - P.1241
文献購入ページに移動89)肺気腫;Pulmonary emphysema
空気の蓄積により肺が過度に拡張した状態をいう.臨床的に重要なのは慢性肺気腫で,多くは慢性気管支炎,気管支喘息に続発し,緩慢に進行する.診断にはX線所見,肺機能検査成績が重要である.換気機能低下のため低酸素血症を生じ,重症例では高炭酸ガス血症,呼吸性アシドーシス,肺性心をきたす.
空気の蓄積により肺が過度に拡張した状態をいう.臨床的に重要なのは慢性肺気腫で,多くは慢性気管支炎,気管支喘息に続発し,緩慢に進行する.診断にはX線所見,肺機能検査成績が重要である.換気機能低下のため低酸素血症を生じ,重症例では高炭酸ガス血症,呼吸性アシドーシス,肺性心をきたす.
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