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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻12号

1974年11月発行

文献概要

異常値の出た時・24

血小板数の変化と形態異常

著者: 塚田理康1

所属機関: 1虎の門病院血液学科

ページ範囲:P.1300 - P.1305

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 末梢血液中の血小板数の算定は,血液疾患のみならず,血液疾患以外の疾患の診断や治療に欠くことのできない重要な情報を提供してくれる.しかし血小板数の算定法は他の血球の算定法に比べて数多く存在し,このことは血小板という互いに凝集しやすく,壊れやすい,埃などとの区別がむずかしい小片を測定することがいかに困難であるかということを示している.
 ここでは現在使用されている測定法の優劣を比較しながら,見かけ上の異常値が得られる可能性について考え,真の異常値と区別する方法についておもに述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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