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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

文献概要

特集 日常臨床検査法 Ⅰ.スクリーニング検査と精密検査

1.化学—1)肝臓

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大・中検部

ページ範囲:P.1371 - P.1373

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 最近の臨床検査の進歩,特に臨床化学検査の簡易化と自動化は,かなり複雑な検査もほとんどルーチン化に困難を感ぜしめない.肝臓に関する検査はこの傾向が最もポピュラーなもので,スクリーニング検査と精密検査を分けるとしても,臨床的意義および目的別選択がそのおもな条件と考えられ,それに検体採取の難易性や経済性の点などが少々加わったものと考えてよい.ただ検査法の進展を顧みると,二,三再現性の低い方法や測定上問題の多いものがなお用いられているものもあるが,しだいに評価を変えつつあるし,また新しい手技が開発され,肝疾患の診断上欠かせないものも出現してきている.これらも現在精密検査の目的のみに用いられていても,遠くない将来スクリーニング検査化されるものが多いと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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