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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

特集 日常臨床検査法

Ⅰ.スクリーニング検査と精密検査

1.化学—4)内分泌・1 甲状腺疾患

著者: 玄番昭夫1

所属機関: 1日本専売公社東京病院検査科

ページ範囲:P.1381 - P.1382

文献概要

甲状腺疾患と臨床検査
1.甲状腺疾患患者の分布
 群馬県は地方病性の甲状腺腫(単純性甲状腺腫)患者が多いことで有名であるが,表には群大病院第1内科甲状腺外来を訪ずれた1,649名の疾患の種類と頻度とを示した.このように外来甲状腺疾患患者の40〜50%は甲状腺機能亢進症であり,そして約5%に同低下症が認められる.しかし残りの半数は甲状腺機能障害がないか,あるいはあっても軽度のことが多い単純性甲状腺腫,炎症性疾患,そして腫瘍などの患者である.したがって甲状腺疾患における臨床検査は,機能障害を疑う場合と,そうでない場合とではいくぶんその検査の選び方が違ってくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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