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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

特集 日常臨床検査法

Ⅱ.化学

3.電気泳動

著者: 大谷英樹1

所属機関: 1自治医大・臨床病理

ページ範囲:P.1418 - P.1423

文献概要

 電気泳動法は,支持体の種類,ならびに化学的染色法,酵素活性を応用した染色法などにより,また免疫化学的方法を組み合わせることによって非常に多くの方法が考案されている(表1).日常検査として有用な電気泳動法としては,血清タンパクの分析に用いられているセルロースアセテート電気泳動法(CA-Ep)ならびに免疫電気泳動法(I-Ep),α1-フェトプロテイン,オーストラリア抗原の検出に役だつElectrosyneresisおよび,ヘモグロビン異常症のスクリーニングに利用される電気泳動法が重要な位置を占め,そのほかにリポタンパクならびにLDHの電気泳動法があげられる.紙数の関係で,ここでは血清の電気泳動法を対象とし,日常のCA-Ep,ならびに現在普及しつつあるI-Ep,リポタンパクおよびLDHアイソエンザイムの電気泳動法を中心に,その検査のすすめ方と意義について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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