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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

文献概要

特集 日常臨床検査法 Ⅲ.血液

1.血液学的検査における自動化機器

著者: 新谷和夫1

所属機関: 1関東逓信病院臨床検査科

ページ範囲:P.1443 - P.1447

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 日常臨床検査法の特集で血液学的検査として機械化法が取り上げられるのは当然であるが,視算法があえてはずされているのをみると,機械化法の普及がいかに著しかったかをあらためて認識させられるところである.表題では自動化機器としてあるが.凝固関係を除くと主体は血球計数ということになる.
 そこで本文の内容は自動血球計数器(以下カウンターと記す)に限定されるわけだが,カウンターということばを厳格な意味で用いるとすればヘモグロビン,ヘマトクリットなどの測定も組み込んだものをカウンターと称してよいかという問題がでてくる.しかしカウンターという呼称が広く普及している点,血球計数の自動化が先行しそれにヘモグロビン,ヘマトクリット測定が付加されたという歴史的経過を尊重して,カウンターということばを広義に用い,例示したような場合も,血液学的自動検査装置などの名称を用いず多目的カウンターと表現することとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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