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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

文献概要

特集 日常臨床検査法 Ⅲ.血液

4.LE細胞

著者: 東條毅1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.1457 - P.1461

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 LE細胞試験は今日なお重視される免疫学的検査法であり,LE細胞が陽性か陰性かは大きな臨床的意味を持っている.
 LE細胞試験が臨床に取り入れられてから全身性エリテマトーデス(SLE)患者数が激増したという過去の事実がある.今日ではSLEに対する認識が高まっていて,定型例での誤診は比較的少なくなっている.現在の焦点はむしろ非定型例にあり,腎炎,胸膜炎あるいは血小板減少性紫斑病などとして治療されている症例である.LE細胞陽性という報告がこれらの症例に届いた時は,主治医はSLEを誤診していなかったか,全経過を慎重に再検討しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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