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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

特集 日常臨床検査法

Ⅳ.血清

1.梅毒血清反応のすすめ方

著者: 水岡慶二1

所属機関: 1東大病院中検

ページ範囲:P.1481 - P.1482

文献概要

 現在わが国の検査室で採用されている方法は,脂質抗原の反応(STS)では緒方法,ガラス板法,梅毒凝集法,RPRサークルカードテスト(RPRCT)などが,トレポネーマ抗原の反応ではTPHAテストとFTA-ABSテストが主体となっている.各施設ではこれらの反応のうちから,そこの施設の実情に応じた適当な方法をいくつか選び,それらを組み合わせて検査しているが,永井1),堀越2)らの調査報告にもみるとおり,その組み合わせ方はいくとおりにも及んでいる.こんなにいろいろな組み合わせがでてくるのには,各施設なりにそれぞれ理由があると思うが,もう少し統一されてしかるべきではなかろうか.
 そこで,ここには梅毒の血清学的検査は,検査の目的に応じ,こんなような組み合わせですすめばよいのではないかという私案を述べてみることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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