文献詳細
文献概要
特集 日常臨床検査法 Ⅳ.血清
3.リウマチ血清反応のすすめ方
著者: 長田富香1
所属機関: 1東京女子医大・中検
ページ範囲:P.1485 - P.1487
文献購入ページに移動 リウマチ血清反応の目的は,慢性関節リウマチ患者の血中に出現するリウマチ因子(reumatoid factor)の検索である.しかしリウマチ血清反応として広く行われているRAテストの各種疾患における陽性率は,表11)にみるように膠原病をはじめ,肝疾患,腫瘍,ウイルス疾患などにも高頻度に陽性反応を示すことが明らかにされた.そこで現在ではRAテストは慢性関節リウマチの診断のほかに,多くの自己免疫性疾患の診断の一助としても利用されるようになった.
掲載誌情報