icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

特集 日常臨床検査法

Ⅳ.血清

7.免疫グロブリンの定量法

著者: 尾辻省悟1 山下巧2

所属機関: 1鹿児島大・中検 2済生会川内病院検査科

ページ範囲:P.1494 - P.1498

文献概要

 血清免疫グロブリン(Ig)には少なくとも5つ,すなわちIgG,IgA,IgM,IgDおよびIgEのクラスが知られており,それらの測定には抗原抗体反応の特異性を応用した免疫学的方法が用いられている.IgEのようにきわめて微量のものは放射性同位元素を用い感度をあげて測定される.
 本稿では日常測定される機会の多い,IgG,A,Mについて日常検査上最も一般的なゲル内拡散法のうち,一元平板免疫拡散法*1)と試験管内単純拡散法*2)を略述し,精度や日常検査への応用性の面から比較検討を加えてみたい.いずれの方法にも既製品が市販されている(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら