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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻13号

1974年12月発行

特集 日常臨床検査法

Ⅷ.一般検査

尿の試験紙

著者: 猪狩淳1

所属機関: 1順大・臨床病理

ページ範囲:P.1553 - P.1554

文献概要

 試験紙法の利点は術式がきわめて簡単で,特殊な装置や器具を使用する必要のないこと,その場で結果がわかること,検査室の大小,検体の多少にかかわらず利用できることである.それで集団検診,病院,診療所の臨床検査室で広く利用されており,また疾病のスクリーニング検査として利用価値が高いと考えられている.しかし厳密な定量性に欠け,試験紙によっては偽陽性,偽陰性,特に薬尿や濃厚な着色尿は判定不能となるなどの欠点もある.尿検査における各種試験紙法の術式や判定法に関してはこれまでに幾多の技術解説書1,2)などで述べられているので,本稿では試験紙法を実施する時の一般的な注意点と2,3の成績評価における問題点をあげるにとどめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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