icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻2号

1974年02月発行

文献概要

異常値の出た時・14

カルシウム

著者: 稲垣克彦1 柳沢勉2

所属機関: 1東京警察病院内科 2東京警察病院中検生化学検査室

ページ範囲:P.161 - P.166

文献購入ページに移動
 カルシウム(Ca)はリン酸とともに骨骼の形成にあずかるほか,重要な生理機能の発現に不可欠の因子でもある.神経,筋の興奮,血液凝固,またタンパクと結合しやすく酵素タンパク,膜タンパクに結合してそれらの生物学的活性を調節し,ホルモン合成またその作用の発現などと密接な関係を有している.
 成人1人における生体内Caは約1kgでその99%は骨にあり,軟組織に4g,細胞外液には1gが含まれているにすぎない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?