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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻2号

1974年02月発行

文献概要

新しい機器の紹介

免疫拡散板による血清IgDおよびIgE測定法の検討

著者: 宮谷勝明1 高畑譲二2 福井巌3

所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科 2宇治黄檗病院内科 3京都府立医大病院臨床検査部

ページ範囲:P.180 - P.182

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 免疫グロブリンは,現在IgA,IgM,IgG,IgDおよびIgEの化学的,生物学的性状の異なったタンパクが確認されている1).この中でIgDの免疫グロブリンの占める割合はわずか0.2%である2)とされ,IgEのそれはさらに少なく0.002%に過ぎない3)とされている.このように,きわめて微量成分であるために,正確でしかも容易に測定しうる定量法の開発が望まれていた.最近,Faheyら4)によって完成された一元平板免疫拡散板であるBehringwerkeのIgDおよびIgEを用いて測定を行う場合の測定条件について吟味を加えるとともに,あわせてこれらの測定法を用いて健常成人の血清IgD,IgEをも測定したのでその成績について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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