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検査室の用語事典
常用病名
著者: 伊藤巌1
所属機関: 1東大第2内科
ページ範囲:P.223 - P.223
文献購入ページに移動10)エリテマトーデス;lupus erythematodes
全身性エリテマトーデス(略称SLE)とも呼ばれ,患者の80〜90%が女性で,発病は15〜40歳に多い.膠原病の一種で,原因については自己免疫説が有力である.臨床症状は多彩で,顔面の定型的な蝶形発疹を欠くことも少なくない.血液または骨髄穿刺液からLE細胞を証明することが,診断上重要である.しばしば腎病変を伴い,その程度が予後を左右する.治療には副腎皮質ホルモンが用いられる.
全身性エリテマトーデス(略称SLE)とも呼ばれ,患者の80〜90%が女性で,発病は15〜40歳に多い.膠原病の一種で,原因については自己免疫説が有力である.臨床症状は多彩で,顔面の定型的な蝶形発疹を欠くことも少なくない.血液または骨髄穿刺液からLE細胞を証明することが,診断上重要である.しばしば腎病変を伴い,その程度が予後を左右する.治療には副腎皮質ホルモンが用いられる.
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