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臨床化学分析談話会より・9<関東支部>
臨床医へのアプローチ—測定法と臨床的評価
著者: 菅野剛史
所属機関:
ページ範囲:P.509 - P.509
文献購入ページに移動 分析談話会は日本臨床化学会の教育プログラムの一環として,北海道,関東,東海,大阪,山陰の5つの支部より構成され,支部単位で例会,講演会が持たれている.
関東支部でも,3月で171回を重ね,4月以降については"測定法と臨床的評価"というシリーズによって,分析中心に,またその評価を中心に講演していくようなスケジュールがたてられた.このようなシリーズが組まれた理由は,臨床医が十分に測定法を理解しないで結果を利用している現象が各所で見られるために,検査室で十分にこの点を理解しておこうという配慮からと考える.例を血糖にあげると,現在ではOTB法が普及し,ほとんどの施設で,静脈血でかつ血漿を試料として血糖を測定している.臨床家がこの点を十分理解して測定値を評価しているかどうかは問題である.測定法間に差があるのだろうか,試料のサンプリングにはどのような差があるのだろうか.検査室はいつも臨床医との対話のうえに測定法を吟味しているのだろうか.これらの問題点がこのシリーズで明かにされればよいと考えている.
関東支部でも,3月で171回を重ね,4月以降については"測定法と臨床的評価"というシリーズによって,分析中心に,またその評価を中心に講演していくようなスケジュールがたてられた.このようなシリーズが組まれた理由は,臨床医が十分に測定法を理解しないで結果を利用している現象が各所で見られるために,検査室で十分にこの点を理解しておこうという配慮からと考える.例を血糖にあげると,現在ではOTB法が普及し,ほとんどの施設で,静脈血でかつ血漿を試料として血糖を測定している.臨床家がこの点を十分理解して測定値を評価しているかどうかは問題である.測定法間に差があるのだろうか,試料のサンプリングにはどのような差があるのだろうか.検査室はいつも臨床医との対話のうえに測定法を吟味しているのだろうか.これらの問題点がこのシリーズで明かにされればよいと考えている.
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