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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻5号

1974年05月発行

文献概要

研究

Alkali Azobilirubin Blue法に基づく血清ビリルビン測定法について

著者: 大場逸見1

所属機関: 1町立岩出山病院臨床検査科

ページ範囲:P.537 - P.539

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はじめに
 血清ビリルビン測定は溶血性黄疸とその他の黄疸の鑑別に重要な検査法であることは言うまでもない.また最近では先天性体質黄疸症(小児科領域)の診断に有力な手段となっている.
 測定法としてはEvelyn-Malloy法,Loth Ruthven White法があるが病院の多くは前者の方法が用いられている.この方法は溶血による影響,共存タンパン質による吸収曲線の変動,また,使用するメタノールの純度などによる影響があると言われている.一方Alkali Azobi-lirubin Blue(以下AAB法と略す),Jendrassik graf法,Michaelson法などはその点安定しており,特に溶血の影響が少なくすぐれている方法とされている.今回ビリルビンキット-Nとして市販されている方法を検討する機会を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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