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血清GOT,GPT活性の簡易紫外部測定法の基礎的検討
著者: 荒明洋1 佐々木禎一1 大水幸雄1
所属機関: 1札幌医大病院中検
ページ範囲:P.544 - P.547
文献購入ページに移動わが国では血清中GOT, GPT活性の測定は,実際的便宜を強調して多くはReitman-Frankelの比色法1)(以下R-F法)によっている.しかし酵素化学的に考えると反応初速度の解析によるべきで,したがって外国の病院検査室で広く用いられているように,紫外部測定法(以下UV法)2,3)が最も適正であると考えられる4,5).
それにもかかわらず,従来UV法が臨床検査の分野でそれほど普及してなかったのは,測定には比較的高価なUV測定用光度計を要すること,あるいは測定操作が繁雑であったなどが原因としてあげられている5).
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