文献詳細
文献概要
日常検査の基礎技術
保存・輸送培地
著者: 坂井千三1 伊藤武1
所属機関: 1都立衛生研究所微生物部
ページ範囲:P.669 - P.676
文献購入ページに移動各種の臨床材料中の病原菌は,材料を採取してから時間が経過するに従って,乾燥,温度,紫外線などの物理的な影響や,材料中の共存細菌の増殖に伴う代謝産物の影響によって急速に死滅,減少していく.したがって,検査材料中の病原菌をより正確に検出するためには,採取された材料はできるだけすみやかに検査を進めることがたいせつである.
しかし,実際には遠隔地から検査材料を輸送する時や,多数の検体を同時に取り扱わねばならない場合もあって,材料を採取してから検査を実施するまでに長い時間の経過を避けられないことも少なくない.
しかし,実際には遠隔地から検査材料を輸送する時や,多数の検体を同時に取り扱わねばならない場合もあって,材料を採取してから検査を実施するまでに長い時間の経過を避けられないことも少なくない.
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