文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・30
分光光度計
著者: 渡辺寔1
所属機関: 1(株)日立製作所那珂工場光装部
ページ範囲:P.680 - P.681
文献購入ページに移動1.原理
試料室は大きく分けて2つのタイプがある.1つは,吸収セルに試料を入れて試料室内に設置するタイプであり,他の1つは,フローセルを持つ自動化されたタイプである.このタイプは多数試料の測定に向いているので,特に臨床検査室を中心に普及しつつある.
光学系は単光束,複光束,2波長などがある.吸収セルの光学系で基本的なことは,セル内を光束が通過する時,光束全体が試料中を通り抜ける必要があることである.つまり光束の一部がセルの側壁を通ったり,液面の上を通ったりしてはならない.このことは特殊な小容量のセルを利用する時や,セルに試料を満たす時に注意を要する.
試料室は大きく分けて2つのタイプがある.1つは,吸収セルに試料を入れて試料室内に設置するタイプであり,他の1つは,フローセルを持つ自動化されたタイプである.このタイプは多数試料の測定に向いているので,特に臨床検査室を中心に普及しつつある.
光学系は単光束,複光束,2波長などがある.吸収セルの光学系で基本的なことは,セル内を光束が通過する時,光束全体が試料中を通り抜ける必要があることである.つまり光束の一部がセルの側壁を通ったり,液面の上を通ったりしてはならない.このことは特殊な小容量のセルを利用する時や,セルに試料を満たす時に注意を要する.
掲載誌情報