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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻6号

1974年06月発行

文献概要

検査機器のメカニズム・30

分光光度計

著者: 渡辺寔1

所属機関: 1(株)日立製作所那珂工場光装部

ページ範囲:P.680 - P.681

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1.原理
 試料室は大きく分けて2つのタイプがある.1つは,吸収セルに試料を入れて試料室内に設置するタイプであり,他の1つは,フローセルを持つ自動化されたタイプである.このタイプは多数試料の測定に向いているので,特に臨床検査室を中心に普及しつつある.
 光学系は単光束,複光束,2波長などがある.吸収セルの光学系で基本的なことは,セル内を光束が通過する時,光束全体が試料中を通り抜ける必要があることである.つまり光束の一部がセルの側壁を通ったり,液面の上を通ったりしてはならない.このことは特殊な小容量のセルを利用する時や,セルに試料を満たす時に注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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