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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻7号

1974年07月発行

文献概要

質疑応答

緑膿菌の性状について

著者: I生 五島瑳智子1

所属機関: 1東邦大・微生物

ページ範囲:P.776 - P.776

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 問 NACカンテン培地に発育する菌は,ほとんどが緑膿菌と参考書にありますが,NACカンテン培地によく生えてチトクローム・オキシダーゼ試験が陽性であるが,緑膿菌とは別のものと思われる菌がたびたび出ます.その菌はヒューレイフソン培地で,好気的嫌気的ともに培地を黄変せず,好気的に培養すると表面部がアルカリ化して青くなります.この点では,一般にいわれる緑膿菌のヒューレイフソン培地での性状と違いますが,NACカンテン培地によく生えるということから,緑膿菌の見当をたてて,調べていくべきでしょうか.
 あるいは,この時点で緑膿菌以外の菌であると判断していいものなのでしょうか.ご教示をお願いいたします.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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