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常用病名
著者: 伊藤巌1
所属機関: 1東大・第2内科
ページ範囲:P.793 - P.793
文献購入ページに移動54)脊髄癆;tabes dorsalis
梅毒による末梢知覚神経線維および脊髄後索線維の系統的変性で,第1期には電撃様疼痛(下肢に出現することが多い),膝蓋腱反射の消失,瞳孔の対光反射の消失を呈する.第2期には運動失調,第3期には麻痺をきたす.血液ワッセルマン反応陽性とともに髄液のタンパク量増加・細胞数増加・ワッセルマン反応陽性を証明することが,診断上重要である.
梅毒による末梢知覚神経線維および脊髄後索線維の系統的変性で,第1期には電撃様疼痛(下肢に出現することが多い),膝蓋腱反射の消失,瞳孔の対光反射の消失を呈する.第2期には運動失調,第3期には麻痺をきたす.血液ワッセルマン反応陽性とともに髄液のタンパク量増加・細胞数増加・ワッセルマン反応陽性を証明することが,診断上重要である.
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