臨床検査18巻8号

1974年08月発行

臨床検査の問題点・65

血清カルシウムの測定法

著者： 藤田拓男¹ 日下公代²

所属機関： ¹東大老人科 ²慶応病院中央検査部臨床化学室

ページ範囲：P.846 - P.851

血清カルシウムのデータは，臨床との関連にて特に迅速性が要求されるが，その測定法そのものに決定的なものがなく，どの検査室でも困っている．現在，普及しつつあるEDTA滴定法，原子吸光法そして改良の進む比色法などをとりあげその問題点を検討し，よりよい測定法をさぐる．（カットは原子吸光装置の操作）