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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻8号

1974年08月発行

文献概要

新しいキットの紹介

ラジオイムノアッセイによる血漿レニン活性測定用キットの検討

著者: 前畑英介1 高松みつ子1 中甫1 多川斉2

所属機関: 1三井記念病院中検 2三井記念病院内科・腎高血圧科

ページ範囲:P.878 - P.881

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緒言
 Renin-Angiotensin系は血圧調節,塩類代謝に重要な役割を果たしており,血漿レニン活性(Plasma ReninActivity,PRA)の測定は,特に二次性高血圧の鑑別診断に不可欠な検査項目である.すなわち,腎血管性高血圧症,悪性高血圧症で著明に増大し,原発性アルドステロン症では減少することが知られている.
 PRAは従来bioassay法1)によって測定されてきた.しかし,1969年Haberら2)がangiotensin I (ATI)の抗血清と125I標識ATIを用いた免疫学的反応を原理としたradioimmunoassay (RIA)法を開発して以来,多数の追試が報告3)されている.現在,Haberらの方法に準拠したキットが数社から市販されており,bioassayに比べて技術的に熟練が不要であり大量処理が可能であるために,繁用される趨勢にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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