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新しいキットの紹介
ラジオイムノアッセイによる血漿レニン活性測定用キットの検討
著者: 前畑英介1 高松みつ子1 中甫1 多川斉2
所属機関: 1三井記念病院中検 2三井記念病院内科・腎高血圧科
ページ範囲:P.878 - P.881
文献購入ページに移動Renin-Angiotensin系は血圧調節,塩類代謝に重要な役割を果たしており,血漿レニン活性(Plasma ReninActivity,PRA)の測定は,特に二次性高血圧の鑑別診断に不可欠な検査項目である.すなわち,腎血管性高血圧症,悪性高血圧症で著明に増大し,原発性アルドステロン症では減少することが知られている.
PRAは従来bioassay法1)によって測定されてきた.しかし,1969年Haberら2)がangiotensin I (ATI)の抗血清と125I標識ATIを用いた免疫学的反応を原理としたradioimmunoassay (RIA)法を開発して以来,多数の追試が報告3)されている.現在,Haberらの方法に準拠したキットが数社から市販されており,bioassayに比べて技術的に熟練が不要であり大量処理が可能であるために,繁用される趨勢にある.
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