臨床検査18巻8号

1974年08月発行

検査機器のメカニズム・32

分注器—1．手動式と電動式

著者： 堀越晃¹

所属機関： ¹東大病院中検・血清

ページ範囲：P.908 - P.909

　血清検査の中で分注や希釈はたいせつな作業のひとつである．特に定量値を必要とする反応では，希釈液および試薬の分注作業を正確にしかも能率よく処理することが必要なので，メスピペットのかわりに分注器が用いられている．分注器には目的によっていろいろな機種があるが，最も一に使用されている2つの型（図1,3）を取般的り上げた．