文献詳細
文献概要
私のくふう
比色計の読み取りに卓上計算機を導入してみて
著者: 斎藤レイ子1
所属機関: 1神奈川県立成人病センター
ページ範囲:P.957 - P.957
文献購入ページに移動 施設の大小にかかわらず,臨床化学検査件数の増加は避けられないのが今日の状勢である,にもかかわらず設備や人員の増加は,いろいろな事情で簡単には望めない.
そこで考え出されたのが,半自動化とか,セミオートとか呼ばれる術式の考案である.フロー式光電比色計や各種の分注器などもその中のひとつであり,データ読み取りをプリンターにするのも一法である.しかしながら,これすらも汎用という点から小規模の検査室の場合には有効ではない.私たちは,いろいろなステップを要する測定の中の比色の段階に電卓を持ち込むことを考え,吸光度の読み取りと,計算記録を同時に行い,一番まちがえやすい段階の作業をワンタッチで完了させてみた.一つのセミオートの方式であり,非常に便利で,しかもあまり高価でもないことから紹介してみたいと思う.
そこで考え出されたのが,半自動化とか,セミオートとか呼ばれる術式の考案である.フロー式光電比色計や各種の分注器などもその中のひとつであり,データ読み取りをプリンターにするのも一法である.しかしながら,これすらも汎用という点から小規模の検査室の場合には有効ではない.私たちは,いろいろなステップを要する測定の中の比色の段階に電卓を持ち込むことを考え,吸光度の読み取りと,計算記録を同時に行い,一番まちがえやすい段階の作業をワンタッチで完了させてみた.一つのセミオートの方式であり,非常に便利で,しかもあまり高価でもないことから紹介してみたいと思う.
掲載誌情報