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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻9号

1974年09月発行

文献概要

Senior Course 血液

凝固時間の延長

著者: 中島弘二1

所属機関: 1山口大・第3内科

ページ範囲:P.1034 - P.1035

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 血液検査室の最大の目的のひとつは,術前の患者,出血しやすい患者,出血している患者または健康な人の血液学的な出血傾向のスクリーニングにある.
 出血傾向検査として一般に検査室では,内因系凝固検査としてPTT(partial thromboplastin time;部分トロボプラスチン時間),外因系としてPPT(plasma prothrombin time;血漿プロトロンビン時間)が使用され,血小板血管系のスクリーニングとしては血小板数,血餅収縮能検査,出血時間,毛細血管抵抗試験などが,線溶亢進にはユーグロブリン試験がスクリーニングとし,それぞれの項目を組み合わせセットとし出血傾向のスクリーニング検査として使用されている。もしそのどれかに異常がみられた場合,次のより特異性の高い検査を進め原因をつきとめていく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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