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研究
臨床材料から分離されたKlebsiella属の分類(第1報)
著者: 竹森紘一1 横田英子1 高安敦子1 筒井俊治1 沢江義郎2
所属機関: 1九大病院中検 2九大医療短大
ページ範囲:P.72 - P.75
文献購入ページに移動Friedländerによって初めて報告されたKlebsiella属の分類は,Bergey1)やKauffman2)によって行われているが,現在まだかなりの混乱が残されているようである.CowanとSteel3)や坂崎4)によると,Klebsiel-laはKl.aerogenes, Kl.pneumoniae, Kl.Edwar-dsii, Kl.ozaenae, Kl.rhinoscleromatisの5菌種に分けられている.
我々も日常の臨床検査において,このKlebsiellaの同定と分類にとまどうことがしばしばであるが,本邦における臨床材料の分離菌についての検討は竹森ら5),原6)らの報告があるにすぎない.そこで,今回はKleb-siellaのインドール反応を重点に,その他の生物学的および生化学的性状と薬剤感受性成績について検討を加えたので報告する.
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