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リンホプレップによるリンパ球分離法について
著者: 平嶋邦猛1 川瀬淑子1 大谷正子1
所属機関: 1放射線医学総合研究所障害臨床研究部
ページ範囲:P.76 - P.79
文献購入ページに移動はじめに
リンパ球に関する知見の最近の著しい進歩に伴い,細胞性免疫機構の担い手としてのリンパ球の動態,機能を検討することが,実験的にはもちろん,通常臨床検査上も,臓器移植上の組織適合性検査1,2)や,更に,癌3,4)および白血病5,6)の予後判定テストなどにも応用されつつある.
このような場合,いかに迅速に,的確に,細胞をいためず,収量が多く,しかもできうれば無菌的に,濃度の高いリンパ球浮遊液を得ることができるかということが,重大な問題となってくる,最近,Bφyumの原理7)に基づき,無菌的に混合されたsodium metriozateとFicollの液が,リンパ球分離剤として"リンホプレップ—Lymphoprep"の名で市販されるようになった(Ny-egaard & Co.,第一化学薬品).
リンパ球に関する知見の最近の著しい進歩に伴い,細胞性免疫機構の担い手としてのリンパ球の動態,機能を検討することが,実験的にはもちろん,通常臨床検査上も,臓器移植上の組織適合性検査1,2)や,更に,癌3,4)および白血病5,6)の予後判定テストなどにも応用されつつある.
このような場合,いかに迅速に,的確に,細胞をいためず,収量が多く,しかもできうれば無菌的に,濃度の高いリンパ球浮遊液を得ることができるかということが,重大な問題となってくる,最近,Bφyumの原理7)に基づき,無菌的に混合されたsodium metriozateとFicollの液が,リンパ球分離剤として"リンホプレップ—Lymphoprep"の名で市販されるようになった(Ny-egaard & Co.,第一化学薬品).
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