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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻1号

1975年01月発行

文献概要

Senior Course 生化学

—酵素の初速度測定—中検における酵素活性の初速度測定法と利害得失

著者: 大場操児1

所属機関: 1獨協医大病院中検

ページ範囲:P.108 - P.109

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 中検では1本の検体から同時に依頼される検査項目は多く,そのほとんどに酵素検査の指示がある.酵素測定は,これほど一般化された検査項目となっているものの,タンパク質,糖質,脂質検査のように100ml血清中のg数,またはmg数で表現することはできない.酵素タンパク質の結晶化に成功したものもあるが,血清中に存在する酵素は極めて微量であり,また他の物質と複雑に結合している酵素を絶対量として測定するには至っていない.
 酵素量と呼ばずに酵素活性,単位で表現されるのが酵素の特性であり,酵素検査の難しさが山積しているといえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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