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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻1号

1975年01月発行

Senior Course 生理

誘発筋電図

著者: 鳥居順三1

所属機関: 1北里大・臨床病理

ページ範囲:P.118 - P.119

文献概要

 末梢神経にその走向に沿って経皮的に電気刺激を与えると,一定の潜時を経てその支配筋が収縮し,M波という筋活動電位を導出することができる.一方,下肢ではM波より更に潜時の長いH波という筋活動電位を得ることができる(後述).このM波やH波を利用して行う検査を誘発筋電図(Evoked EMG)という.
 誘発筋電図を用いて行われる検査には,次のようなものがある.すなわち,神経・筋接合部の異常をテストするための反復刺激検査,末梢神経障害の有無を調べるための末梢運動神経伝導速度の測定,脊髄反射を利用し脊髄前角細胞の興奮性をチェックするためのH波回復曲線などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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