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カラーグラフ
リンパ性組織と骨髄—正常組織像・1
著者: 広川勝昱1 丹下剛2
所属機関: 1東京医歯大・病理 2東大・病理
ページ範囲:P.1034 - P.1035
文献購入ページに移動骨髄組織診断は骨髄像を全体的に把握できる大きな特徴を有しているが,最近,臨床的に骨髄穿刺をした際,病理組織診断が要求される傾向にある.通常,3〜4μのパラフィン切片を作製し,H・E染色を普通染色とし,ギムザ,PAS,鍍銀,鉄染色などの特殊染色を行う.正常骨髄の基準は実質(造血細胞集団)/脂肪=1:1(面積比),赤芽球/顆粒球=1:3(数比),巨核球数が1mm2当たり7〜16個である.正常骨髄を見る機会は少ないので病的骨髄と対比してその一部を供覧する.(丹下)
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