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研究
酵素法による血清総コレステロール測定の自動化について
著者: 山崎忠夫1 石田優美子1 永井忠1 春日宏元1 鈴木良子1 星野辰雄1
所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.1093 - P.1096
文献購入ページに移動血清総コレステロール測定は従来主として強酸性条件下に反応させるのが常であったが,そのため分析装置の損傷と測定者の危険性が伴うのが欠点とされていた.
今回"デタミナーTC"を入手し,酵素法による血清総コレステロール測定の検討を進め,これをテクニコンAAⅠ型自動分析装置に適用を試みたが,試薬を大量に必要とするため,1検体当たりのコストが非常に高価なものになり日常検査に不適当と思われる.そこでAAⅠ型による希釈法を採用考案し,試薬量を用手法に比して約半量になるようにセッティングダイアグラムを作成した結果,良好な成績を得た概要について報告する.
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