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免疫拡散板による血清Gcグロブリン測定法の検討
著者: 宮谷勝明1 高畑譲二1 福井巌2 金田吉郎3
所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科 2京都府立医大病院臨床検査部 3関西医学検査センター
ページ範囲:P.1097 - P.1099
文献購入ページに移動α2グロブリン分画に属しているGcグロブリンは,Hirschfeld1)によって見い出された種族特異性を示すタンパクであるが,生物学的意義については,まだ,明らかにされていない.
一般に,Gcグロブリンを測定するには,免疫電気泳動法やデンプンゲル電気泳動法2)などの他に,一元平板免疫拡散法3)があげられるが,著者らは,最近,Behri-ngwerkeによって開発されたM・パルチゲンGcグロブリンを用いて行う場合の測定条件について検討を加えるとともに,併せてこの拡散板を用いて健常成人男女(男子30例,女子30例,計60例)の値をも測定したので,その成績を報告する.
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