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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻10号

1975年10月発行

文献概要

新しい機器の紹介

ユノペットによる血小板算定法の検討

著者: 永山正剛1 真木正博1 千葉敦子1 沢尻恵美子1 品川信良1

所属機関: 1弘前大産科婦人科

ページ範囲:P.1104 - P.1107

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はじめに
 血小板算定法には間接法であるFonio法や直接法であるBrecher-Cronkite法,Rees-Ecker法などが標準的なものとして従来から行われてきている.現在では更にautocounterによる算定を行っている所も多数みられるようになった.ところで従来の間接法では塗抹部位による血小板分布の違いや,直接法では繁雑な操作と標本保存のうえでの難点などがあり,なかなか安定した値を得にくく,かなりの習熟を要するという悩みをもっている.またautocounterは大病院やセンター的な所には適していてもまだ一般病医院での検査法として普及するには至っていない.また,病的巨大血小板や凝集血小板などは算定されないといった問題点もある.
 このたび,私たちは希釈用ディスポーザブルピペットであるUnopette (ユノペット)を用いてBrecher-Cronkite法により血小板計数を行い,もう一つの直接法であるRees-Ecker法と比較し,正確さ,簡便性,安定性などについて検討したところ,より優れた成績を得ることができたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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