icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻10号

1975年10月発行

文献概要

Senior Course 血清

—最新の免疫学的検査法—免疫不全症候群Ⅳ—分類,臨床

著者: 冨永喜久男1

所属機関: 1九大医療短大部

ページ範囲:P.1138 - P.1139

文献購入ページに移動
第1次および第2次分類
 本項の初め(I.基礎,7月号)に原発性免疫不全症候群の分類について予備的に紹介した.Seligmanらの考えに発するこの分類は,免疫機構を体液性,細胞性に分けて眺めることを基本とし,合わせて遺伝的基盤をも深く考慮する立場をとったことで,それまでの多数の分類法に比し格段に大きい意義があった.事実,WHOの専門委員会もこの分類法を承認,採用した(1968年,仮に第1次分類と呼ぶ).著者はこの分類を紹介する際,(4)非伴性遺伝性原発性Ig欠乏症(発病と病像が種々異なる)から独立疾患が出てきていると述べたが,具体的には下の症候群である(1971年).
 A.高IgM血症を伴う伴性免疫不全症

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?