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Senior Course 一般検査
心包液
著者: 高橋早苗1
所属機関: 1東京女子医大・心研内科
ページ範囲:P.1146 - P.1147
文献購入ページに移動心包液が貯留する疾患として,リウマチ熱,結核,尿毒症,細菌感染,ウイルス,fungal感染,外傷,関節リウマチ,SLE,強皮症などの膠原病,心筋硬塞後症候群,心膜切開後症候群,ワクチンに対するアレルギーなどによる心包炎,また心不全,低タンパク血症でも漏出液が貯留する.解離性大動脈瘤の心嚢内破裂,心筋硬塞の心室穿孔,心臓ペースメーカーの穿孔,外傷による心破裂などでは心包に血液が貯留する.しかし種々の検査を行っても原因のつかめない非特異性心包炎が大部分を占める.そのため心包炎の原因の検索は他の臨床症状,検査成績を十分検討すべきであるが,他方コレステロール心包炎,カイロペリカルデュウムなど心包液の検査が重要な診断根拠になるものもある.
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