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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

特集 ウイルス疾患の検査法 疾患群と起因ウイルス

病原ウイルスの分類

著者: 徐慶一郎1

所属機関: 1関東逓信病院微生物学検査科

ページ範囲:P.1155 - P.1160

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病原ウイルスの分類
 ウイルス検査を行うに当たって,病原ウイルスにはどのようなものがあるか,それが,現在,分類上どのようなグループに含まれ,どのような基本的性状を持っているのかを知っておくのは,是非必要であろう.
 現在,動物寄生性ウイルスに関しては,Melnick1)の提案に基づく,以下の分類が,一般に採用されている.この中には,現状では,ヒトの疾患と直接関係のないウイルスも含まれているが,ヒトと動物の間には,共通の病原性を示すものも多く,両者を一括した分類は,ウイルスの系統分化の過程を理解する点からも有用であろう.分類の基礎となっているのは,ウィルス粒子の持つ基本的性状で以下のごとくである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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