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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査法概論

ウイルス分離法

著者: 石井慶蔵1 沢田春美1

所属機関: 1北大・公衆衛生

ページ範囲:P.1180 - P.1189

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 ウイルス性疾患の病原診断を効果的に行うには,患者の診察,検査,判定に至る全過程が正しく行われなければならない.検査法の一つであるウイルス分離法にしても同様で,①患者の症状から起因ウイルスの方向づけ,②好適被検材料の採取(採取時期も含めて),③すぐに検査できない場合の保存,輸送,④分離のため接種する宿主動物(または細胞)の選択,⑤その観察方法の5者が正しく行われた時に初めてウイルス分離が可能となる.このうち①については別に述べられるので,ここでは②以下について概論的に述べる.
 なお紙数の制約から簡略に述べる.更に詳細に知るためには専門書1〜4)をみられたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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