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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査法概論

ウイルス検査室のデザイン—血清反応

著者: 中村正夫1

所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科細菌

ページ範囲:P.1192 - P.1200

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 臨床検査の立場として,ウイルス検査を行うためには,なお多くの問題点があることは既に述べられているところである1).しかし一方,ウイルス検査の必要性も認められ,その対象となる疾患も増えつつあると思われる.検査術式その他,ウイルスに関する進歩は目覚ましいが,これを実地に応用するためには,今後どのような設備,規模が必要か,主として血清検査を中心に,病院におけるウィルス検査室のデザインを考えてみたいと思う.そのためには,ウイルス検査の特徴および一般血清検査,微生物検査との関連も考慮しなければならない.臨床ウイルス検査の立場では,ウイルス分離あるいは形態学的検査などの意義も大きいが,比較的簡単にできる血清検査が広く行われているのが現状である.これからウイルス検査を始めようとする場合も,まず実行可能な血清検査から試みるのが順序と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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