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特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査法概論
ウイルス検査室のデザイン—螢光抗体法・ウイルス分離
著者: 中村健1
所属機関: 1帝京大・小児科
ページ範囲:P.1201 - P.1207
文献購入ページに移動 近年においてウイルス学,臨床ウイルス学の進展に伴ってウイルス診断学も進歩し,日常の臨床にこの成果を導入することがかなり可能になってきている.しかしいろいろな制約があって,ウイルス検査が多くの医療機関で日常検査の一分野として取り入られていないのが現状である.
現在の検査法では検査室診断をつけるのにたいていの場合,かなりの日数がかかる.ウイルス感染症の治療に,細菌感染症の抗生物質に当たる抗ウイルス剤がほとんどの場合存在しない.技術的な問題,経済的および保険医療制度上の問題がある.
現在の検査法では検査室診断をつけるのにたいていの場合,かなりの日数がかかる.ウイルス感染症の治療に,細菌感染症の抗生物質に当たる抗ウイルス剤がほとんどの場合存在しない.技術的な問題,経済的および保険医療制度上の問題がある.
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