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特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査技術
マイコプラスマ
著者: 富山哲雄1
所属機関: 1東大分院中検,東大医科研
ページ範囲:P.1240 - P.1245
文献購入ページに移動 マイコプラスマは細胞壁を欠く微生物群の一つで,ミクソウイルス程度の大きさであるが,適当な人工培地でよく発育する.すなわち,生細胞なしで培養できる最小の微生物といえる.また,動物タンパクやステロイドを要求する独特の微生物である.
現在,マイコプラスマのうち,肺炎マイコプラスマが,原発性非定型肺炎をはじめとする軽重様々の急性呼吸器感染症の高頻度の病原として知られているほか,肋膜炎,中耳炎,髄膜炎,敗血症,発疹性疾患,眼炎,尿道炎,Guillain-Barré症候群,Stevens-Johnson症候群など広範囲の疾患が報告されている.
現在,マイコプラスマのうち,肺炎マイコプラスマが,原発性非定型肺炎をはじめとする軽重様々の急性呼吸器感染症の高頻度の病原として知られているほか,肋膜炎,中耳炎,髄膜炎,敗血症,発疹性疾患,眼炎,尿道炎,Guillain-Barré症候群,Stevens-Johnson症候群など広範囲の疾患が報告されている.
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