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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査技術

マイコプラスマ

著者: 富山哲雄1

所属機関: 1東大分院中検,東大医科研

ページ範囲:P.1240 - P.1245

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 マイコプラスマは細胞壁を欠く微生物群の一つで,ミクソウイルス程度の大きさであるが,適当な人工培地でよく発育する.すなわち,生細胞なしで培養できる最小の微生物といえる.また,動物タンパクやステロイドを要求する独特の微生物である.
 現在,マイコプラスマのうち,肺炎マイコプラスマが,原発性非定型肺炎をはじめとする軽重様々の急性呼吸器感染症の高頻度の病原として知られているほか,肋膜炎,中耳炎,髄膜炎,敗血症,発疹性疾患,眼炎,尿道炎,Guillain-Barré症候群,Stevens-Johnson症候群など広範囲の疾患が報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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