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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査技術

単純ヘルペスウイルス

著者: 吉野亀三郎1

所属機関: 1東大・医科研ウイルス研究部

ページ範囲:P.1287 - P.1291

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分離・同定法
 単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus,以下HSVと称す)の疾患は口内炎・角膜炎・口唇ヘルペス・頬部ヘルペス・外陰膣炎・陰茎ヘルペスのように外部に露出した病巣の場合が多いから,直接ウイルスを分離同定して診断に資する率が高い.その他,ヘルペス脳炎の生検材料や死後の剖検材料からの分離も同じ方法に準じて行われる.ただしヘルペス脳炎患者の脊髄液からのウイルス分離は,正常人でも陽性のことがあるので注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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