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特集 ウイルス疾患の検査法 ウイルス検査技術
単純ヘルペスウイルス
著者: 吉野亀三郎1
所属機関: 1東大・医科研ウイルス研究部
ページ範囲:P.1287 - P.1291
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単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus,以下HSVと称す)の疾患は口内炎・角膜炎・口唇ヘルペス・頬部ヘルペス・外陰膣炎・陰茎ヘルペスのように外部に露出した病巣の場合が多いから,直接ウイルスを分離同定して診断に資する率が高い.その他,ヘルペス脳炎の生検材料や死後の剖検材料からの分離も同じ方法に準じて行われる.ただしヘルペス脳炎患者の脊髄液からのウイルス分離は,正常人でも陽性のことがあるので注意を要する.
単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus,以下HSVと称す)の疾患は口内炎・角膜炎・口唇ヘルペス・頬部ヘルペス・外陰膣炎・陰茎ヘルペスのように外部に露出した病巣の場合が多いから,直接ウイルスを分離同定して診断に資する率が高い.その他,ヘルペス脳炎の生検材料や死後の剖検材料からの分離も同じ方法に準じて行われる.ただしヘルペス脳炎患者の脊髄液からのウイルス分離は,正常人でも陽性のことがあるので注意を要する.
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