文献詳細
特集 ウイルス疾患の検査法
ウイルス検査技術
文献概要
サイトメガロウイルスによる巨細胞封入体症は古くから知られた疾患であるが,1952年,Fetterman1)が生前の尿沈渣に核内封入体を有する巨細胞を認め,生前の診断の可能なることを推定するまでは,剖検によってのみ診断が可能であった.
そして1956年,Smith2)によってこのウイルスが分離されるに及び,ようやくサイトメガロウイルス感染症の検索が可能となり,その種々の臨床像が解明されてきた(表1).
そして1956年,Smith2)によってこのウイルスが分離されるに及び,ようやくサイトメガロウイルス感染症の検索が可能となり,その種々の臨床像が解明されてきた(表1).
掲載誌情報