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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻11号

1975年11月発行

文献概要

Senior Course 生理

人工ペースメーカーの心電図モニター—経静脈カテーテル電極型ペースメーカー

著者: 高橋宣光1

所属機関: 1心臓血管研究所

ページ範囲:P.1370 - P.1371

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 薬物で治療困難な徐脈性不整脈に対し,またこれに合併することの多い心室細動,高度房室ブロック・心停止により起こるアダムス・ストークス発作,急死,または心不全を予防するため,人工ペースメーカー(以下,PM)の植え込みが行われる.その有用性は広く認められ,わが国においてもPM植え込み患者の数は年々増加し,1975年末には総計4,500人に達するであろうといわれている.
 ところが植え込み後の合併症もまれではなく,植え込み後の患者管理の重要さが指摘され,そのため各所にPMクリニックが設けられている.一方,植え込み患者が増すと,一般病院における臨床検査技師もこれら患者の心電図を撮ったり,合併症を診断する機会が増えるであろう.以下,人工PMとして最も多く用いられている経静脈カテーテル電極PM植え込み患者から得られる種々の正常ならびに異常心電図の意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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