文献詳細
文献概要
総説
電気泳動法の最近の進歩
著者: 柴田泰生1
所属機関: 1昭和大薬学部・生理化学
ページ範囲:P.1397 - P.1401
文献購入ページに移動 電気泳動現象を利用した分離・分析法が実用化されて,もう45年になる.開発者A.Tiseliusは1971年に亡くなられたが,彼の着想は自由境界面泳動にとどまらず,幾多のよき後進者たちによって生かされ,受け継がれて,特にタンパク質のような変性しやすい物質をできるだけ生のままの姿で分類しようというこの方法は,臨床面,研究面で必ずなすべき検査項目の一つとして,広く全世界に愛用されている.
日本では特に電気泳動学会がこの技術を中心として,やはり1972年に亡くなられた児玉桂三先生によって創られ,医・薬・理・農学の分野の人人の研讃の場として,25年の歴史の中にこの方法への多大の貢献をしてきた。
日本では特に電気泳動学会がこの技術を中心として,やはり1972年に亡くなられた児玉桂三先生によって創られ,医・薬・理・農学の分野の人人の研讃の場として,25年の歴史の中にこの方法への多大の貢献をしてきた。
掲載誌情報