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直接比色法による血清オルニチンカルバミルトランスフェラーゼの測定法とその臨床的意義
著者: 中尾義喜1 前田敏弘2 西畑豊2 林英夫3
所属機関: 1電々公社大阪中央健康管理所 2京都第2赤十字病院中検 3京都第2赤十字病院内科
ページ範囲:P.1432 - P.1436
文献購入ページに移動血清オルニチンカルバミルトランスフェラーゼ(以下s-OCT)(EC 2,1,3,3)は肝に限局して存在し,他の臓器,組織の含有量は極めて少ない1).したがって,s-OCT測定は肝疾患の鑑別診断上有意義であると考えられている2,3).しかしながら,測定操作の煩雑などの理由で日常検査として測定されていないのが現状である.
現在,s-OCTの測定法は,①シトルリンの比色定量法,②アンモニアの定量法,③14CO2の定量法に大別される.これら3種の測定法の中で,最も簡便で反応の鋭敏性に優れる方法はシトルリンの比色定量法である.
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