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新しい機器の紹介
AFPプレートの使用経験
著者: 向島達1 富田啓子1 大倉久直1 中山昇1
所属機関: 1国立がんセンター病院臨床検査部
ページ範囲:P.1441 - P.1444
文献購入ページに移動Human Alpha-fetoprotein (AFP)は,1956年Berg-strand1)により正常血清成分の一つとして報告された.この物質は胎児期の主要血清成分であるが,出生後速やかに減少し,一般的な免疫化学的手技では証明できない2,3).この消失したAFPが,原発性肝癌患者,胎児性癌に高頻度に出現することが報告され,また,各種の測定方法が開発され4〜9),それら結果と出現する疾患などについて多くの報告が行われている.今回,我々は単拡散法によるAFPプレート(エーザイ社製)について特異性,測定領域などを検討する機会を得たので報告する.
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