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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻12号

1975年12月発行

文献概要

新しい機器の紹介

AFPプレートの使用経験

著者: 向島達1 富田啓子1 大倉久直1 中山昇1

所属機関: 1国立がんセンター病院臨床検査部

ページ範囲:P.1441 - P.1444

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はじめに
 Human Alpha-fetoprotein (AFP)は,1956年Berg-strand1)により正常血清成分の一つとして報告された.この物質は胎児期の主要血清成分であるが,出生後速やかに減少し,一般的な免疫化学的手技では証明できない2,3).この消失したAFPが,原発性肝癌患者,胎児性癌に高頻度に出現することが報告され,また,各種の測定方法が開発され4〜9),それら結果と出現する疾患などについて多くの報告が行われている.今回,我々は単拡散法によるAFPプレート(エーザイ社製)について特異性,測定領域などを検討する機会を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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