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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻12号

1975年12月発行

文献概要

日常検査の基礎技術

検査用水の純度検査

著者: 横関善三1

所属機関: 1栗田工業(株)

ページ範囲:P.1453 - P.1460

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 水道水,簡易水道水,井戸水に含まれる不純物は,各種溶存塩類,懸濁物質,溶存有機物に大別できる.これら不純物により,障害が懸念される検査川水には,蒸留器,イオン交換器で精製された精製水が一般に使用される.日本薬局方1)に,水の使用目的に準じて,常水,精製水,滅菌精製水,注射用蒸留水などの製造方法,水質を規定している(麦1).これらは臨床検査に用いる水の考え方の参考になるが,すべてを包含していないので,用途により詳細を検討し,製造方法,純度検査項目を決定すべきである.また日常業務においては,水中不純物に対する認識を高め,常に純度検査を行い,水による障害が発生した時,その問題点を的確に把握解決し,純度検査の参考とすべきである.そこで,日常業務として純度検査を行うと便利な検査項目について,検査方法の概要を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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