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検査機器のメカニズム・48
加湿器
著者: 飯島浩1
所属機関: 1(株)日立製作所・家庭電化事業部ポンプ課
ページ範囲:P.1464 - P.1465
文献購入ページに移動 わが国が湿気が多いというのは,主として夏の話で,冬は雪の裏日本は別として太平洋岸はずいぶん乾燥する.空気の湿り具合を表すには,空気に含まれる水蒸気量をパーセントで表した相対湿度が普通使われている.水蒸気が含まれる最大限度の量は温度によって違い,温度が上がるほど増える.だから部屋を暖房して人工的に温度を上げていく時,水蒸気を補給してやらないと,空気はどんどん乾いていく.例えば,乾球温度4℃,相対湿度60%は東京の1月の平均気温だが,暖房により乾球温度を20℃にすると相対湿度が20%になり,これはサハラ砂漠の気候と同じになる(図1).
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